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STORY

株式会社永坂産業、戸田建設株式会社、公益財団法人石橋財団

京橋彩区 CI

アートと文化が誰にも近い街、誕生。

東京駅八重洲口から歩いて5分。
銀座と日本橋にもほど近い京橋エリアが、
いま、生まれ変わろうとしています。

2024年、中央通りと八重洲通りが交差する京橋1丁目東地区に「京橋彩区(きょうばしさいく)」がグランドオープンします。アートと文化を核にした街として、「ミュージアムタワー京橋」及び「(仮称)新TODAビル」の文化貢献施設と、中央通りに沿った間口120mの広場から成り立つ街区で、美術館や情報発信型展示施設を中心に、イベント開催などを通じ、誰もが気軽に芸術・文化を体感でき、アーティストや若手クリエイターのサポート、情報発信等が行われます。

2社協力による都市計画

街区の構想は、この地に拠点を構える永坂産業と戸田建設両社が建替計画を始めた2008年にさかのぼります。中央区を交えて検討を重ねるなか、2012年、都市再生特区による開発を目指すことになりました。
その後、2015年9月に「芸術文化の拠点づくり」と「地域の防災力強化」を軸に東京都に特区提案を行い、2016年3月都市計画決定がなされました。

ブランディングと広報活動

永坂産業、戸田建設、石橋財団による京橋一丁目東地区エリアマネジメント協議会設立準備委員会(以下、設立準備委員会)が設立されてから、AXISは街区のブランディング(コンセプトづくり、街区名称開発、VI開発)と広報活動(全体プランニング、冊子・WEB制作)を行うこととなりました。

2017年秋から街区のコンセプトづくり、街区名称開発がスタート。コンセプトは日建設計のNIKKEN ACTIVITY DESIGN labの力を借りながら、街区名称は設立準備委員会の3社を中心に進めていきました。

街区名称の選出基準は、街区の目指すべき状態を表すワーディングであること。そのうえで、言いやすいか、覚えやすいか、地名を含めて呼んでもらえるか。永続性があるか、エリアらしく感じられるか、活動が広がっていくイメージが感じられるか。いくつもの視点から話し合いが行われました。「居やすさ、気まま」「発見」「混在、多面的」「変化」という方向性が打ち出されたあと、設立準備委員会の投票により4案に絞られました。

街区名選出案とデザインのポイント

はじめは街区名称のみで議論を進めていましたが、ロゴのデザインによって街区名の見え方も変わるという判断から名称をロゴ化し、言葉とロゴの組み合わせで検討することになりました。そこで、絞られた案の文字商標調査から、問題のない名称案のデザイン開発を行いました。

デザイン化におけるポイントは、イメージ性(開放性、心地よさ、多様性、ART感、先端性、楽しさ)と機能性(記憶性、展開性、耐久性、独自性、国際性)です。国内外の他街区事例も参考にしつつデザイン提案を行いました。

名刺、ニュースリリース、冊子、ウェブ

街区名称、ロゴが決定するとすぐに名刺、ニュースリリース、開発全体像を伝えるコンセプトブック、ウェブサイトの制作が始まりました。

ウェブサイトは、サイトに訪れるすべての方へ向けて。冊子は、開発関係者のほか、テナント、イベント関係者、近隣施設、住民等がターゲット。この場所が、どのように生まれ変わろうとしているのか。すべての方にスムーズに理解していただくことを目指し、編集とデザインを行いました。

冊子は、必要な情報を単に並べるのではなく、項目ごと街区をイメージさせる色鮮やかなグラデーションを挟むなど、リズミカルに読み進められる工夫をしました。背景に白を用い、余白を多くとることで、「京橋彩区」の名のもつ華やかさは保ちつつ、親しみやすい、上品な仕上がりとなりました。

開発概要のみならず、ウェブサイト同様に、東京駅周辺のマップも掲載しています。主要な商業・文化施設をピックアップすることで、地域と協力しながら街を盛り上げていく様子を表現しています。芸術・文化に明るい人だけでなく、これまで特別関心のなかった人にも魅力的な街に映るつくりを目指しました。

※英語版も制作いたしました。

CREDITS

Client 株式会社永坂産業、戸田建設株式会社、公益財団法人石橋財団
Art Director 渡辺一人(AXIS)
Designer 新田裕樹(AXIS)
Copywriter 稲本喜則(AXIS)

Editor, Writer 田中真唯子(AXIS)
CG Designer 株式会社日建設計